49走目:富士スピードウェイ#1(ドライ)

【ラップタイム一覧】

 各走行枠でのラップタイムの一覧を以下に記述します (太字・下線がその枠での最速ラップです)。

LAP 1本目
1 2'29.978
2 (PIT IN)
3 (PIT OUT)
4 2'25.774
5 (PIT IN)
6 (PIT OUT)
7 2'19.862
8 2'22.485
9 2'36.596
10 2'19.069
11 (PIT IN)
12 (PIT OUT)
13 2'24.968
14 2'22.896
15 2'16.968

(測定方法:P-LAP II)

【はじめに】

 8月頃、LINKにも掲載しているMZOU.comのサイトを見ていると、 走行会のスレッドが一番上に・・・何気にのぞくとそこには 「富士スピードウェイ走行会(しかもフルコース)」 の案内が!! 今年の初め、 色々走行会を探し回るも結局見つからない (大人気で大半の走行会が公開募集に到っていなかったらしい・・・) ことから半分あきらめていた事もあり、 もう後先考えず申し込みをしました。

申し込んでから、 その日を目指して車の準備を進めていたのですが、 ココで悪魔のささやきが・・・

そう何回も走れないんだから・・・
思い切って、考えてること全部試したら???

ええ、この誘惑に負けてしまい、 走行に向け下記のようにアイテムを追加しました。

  • テンションロッドとサーキットリンクを装着
  • (最近のアンダー傾向の打破目的)
  • フロントパイプとキャタライザー交換、加えてインパルECU装着
  • (いずれつける気でしたから・・・この際ということで)
  • 新品タイヤ(RE01R)に交換
  • (ウェットも想定するとさすがに溝なしは・・・道中も心配だし)

正直、私にとっての『最終形』ですが、ココまで来ると勢い止まらず! 一気に仕上げてしまいました。

【目標値について】

 そして、当然走るなら目標値・・・ ということでJGTCのサイトのLAPタイムを参照し計算してみました。 すると下記のような結果が・・・

換算元(ベストタイム) 富士の換算値
鈴鹿 2分38.810秒 2分5.893秒
セントラル 1分37.368秒 2分7.565秒
岡山 1分58.425秒 2分10.733秒
MINE 1分54.937秒 2分9.644秒

正直、「これはチョット・・・」というタイム。 ココでふと思ったのがMINEサーキットのタイムが、 他と比べてどうも換算値が甘すぎ・・・ 経験値は他のサーキットと比べて半分以下 (桁が違う) なんだから、 素直に考えればもう少し遅いはず (でないと、他のサーキットの経験からすると・・・逆に悲しすぎる(特に岡山)・・・)。 で、TIの路面改修を考慮しない係数を使って、 MINEの換算値を再計算すると・・・

換算元(MINE) 富士の換算値
MINE 1分58.733秒(初走行時) 2分17.148秒
MINE 1分54.937秒(ベストタイム) 2 分12.763秒

非常にしっくりとくるタイムです。 他のサーキットのタイムと比較しても、 きれいに(?)経験値の差分がでて、 自分でも納得できる結果。

以上から、目標値は

まずは初走行サーキットなので 2分17.148秒 !
後は、折角色々つけたんだしどこまでいけるか?(^_^;

としました。

【受付・準備】

 前日に鈴鹿の走行&富士山周辺観光を済ませ、 富士のホテルで一泊して、 いざ富士スピードウェイに向かいます。

当日の天気 当日の天気

左が宿泊先ホテルからの景色、 右が現地到着時の景色。
微妙な天気・・・

 入り口でお金を払って、待機場所のAピットへ向かいます。 そこでは既に多くの人たちが到着していて準備中・・・ 基本的に私は前準備・後準備が遅いので、 あわてて準備を進めます。 このとき少々迷ったのがPITの使用有無。 とりあえず近くの人に話を聞くと、 どうも荷物を置くのは駐車スペースになるらしく・・・ とりあえず、車の荷物を引き出してテーピングです。

 後はいつもどおり受付・ミーティングを行って、 更に残りの準備。 と、ココで初走行のコースで少々緊張していたところに、 今回の走行会主催者の一人である「かしさん」と 雑記帳に訪問していただいた「さかきさん」 が尋ねてきてくれて少し挨拶。 チョット緊張が解けました。m(_ _)m

 ちなみに参加されてた車種ですが、 今回はMZOU.comからの参加者が多く、 スカイライン(GT-Rじゃない)が多い。 これは有る意味新鮮です。 (鈴鹿だとほとんど居ない・・・ていうか、皆無?) 他に目に付いたのは、Zが数台とレビン系(86他)が数台。
後、走行時インテグラにストレートで引き離された記憶が・・・

 そして、何とかぎりぎり準備を追え、PITに整列。 先導走行から走行開始です。

【走行の感想】

 以上のような状況で、いざコースインです。 先導走行を終えてフリー走行開始となったのですが、 何が一番驚いたって・・・

ストレート立上り

ストレート立ち上がり、ストレートエンドが見えない!

ということ。

5速に入るのはコントロールラインの手前で、 しかもそこから延々続くストレート。 走行中に思わず「マジか?」とつぶやき笑ってしまいました。

他にはコースが広くて、ラインが良く分からないということ。 鈴鹿を始めて走ったときもそうだったのですが、 富士はそれに輪をかけて広いので、 ヘアピンまでの100Rなんて、 インベタで回ったり、 アウトに振ってみたり・・・

100Rの進入 100Rの進入

ヘアピン手前の100R進入の図です。
走るたび、インによってみたり、アウトに振ってみたり・・・

そんな状況の中の走行を振り返ってみると、大体以下のような感じでした。

  • まずストレートエンドは恐らく215km/hはでてるかと・・・ で、200m看板でブレーキ開始。 5速から3速にシフトダウン (ただし、少し余裕が有りそうなので・・・180~150mまではいけるかも)
  • 1コーナー立ち上がりは、 次の75Rをかすめるように円を描きながら走行し、 その先のコカコーラ・コーナーまでに4速へ
  • コカコーラ・コーナーでは今回150m看板通過直後にブレーキングで、 3速にシフトダウン。大体100km/h弱でした。 この進入は、何となし鈴鹿のデグナー一つ目に似てます。 多分100m看板通過後ブレーキング動作で問題なしかと。 (進入速度も、後10km/hぐらい高めでもいけそう)
  • 次の100R(178R+95R)が私にとって難しいポイントの一つで・・・ とりあえず、最終的にはイン側車一台~半分ぐらいあけての走行。 で、95Rの辺りでインベタにより、 立ち上がりはコース中央。
  • ヘアピン進入は、コース中央からアウトに向かって一旦アクセルを踏み、 100m弱手前でブレーキしてコーナリングへ。 立ち上がりは、アウト1/3ほど残した感じ。 (ココももう少し奥までいけるかな?)
  • ヘアピン出てからの300Rはアクセルベタです。 120Rと230Rの頂点を結ぶように弧を描きながら走行し、 3速から4速へシフトアップ。
  • で、15R(ダンロップコーナー?) 進入時150m弱からブレーキングで3速に落とします。 ただ、ココは多分120m(余り変わらない?)でも大丈夫のように感じます。 それに、3速ではなく2速まで落とした方がいいかと。
  • #私はシフトダウンする余裕が有りませんでした(^_^; ベストラップの時だけは2速使えました。
  • ココから先、 「第13コーナー」 「ネッツコーナー」 「パナソニックコーナー」 が、私にとって一番難しかった・・・ 結局3速ホールド状態で、 一旦アウトに直進し、ブレーキ後回りこむように走行してました。 2速を使わないと全然スピードが乗りません。
  • #前の15R同様、私は今回2速に落とす余裕が・・(^_^;×2
  • 「パナソニックコーナー」 を立ち上がると・・・ 後はいつ終わるとも知れない1.5kmのストレートです。

 走行自体は、空気圧調整と混雑を避けるためのピットスルーを合計3回行い、 PIT IN/OUTを含めると15周 (除いて9周)してました。 タイムは最終LAPで何とかベストラップの

2分16.968秒!

を記録しました。

ただ、ちと微妙なタイム・・・ 目標タイムクリアは良いとして、 パーツの効果何もなしというのが・・・

はっ!!
逆に、パーツのおかげでこのタイムが出たという考えも・・・
(^_^;×3

 何はともあれ、念願かなった富士走行。 台数は50台でしたが、 コースが広いのでのびのび走れました。 更に「ドライで走れた」という嬉しい誤算もあり、 走行後は『おなかいっぱい状態』で家路に着きました。


(以下、今回の一コマなど・・・)

富士山

最終コーナー入り口のカメラ画像・・・富士山が正面に!
走行中には気づきませんでした(もったいない)。

帰りの天気 帰りの天気

走行途中に一旦雨がぱらついたりしましたが、 帰りにはごらんのようにさわやかな天気。 走行後には改めてかしさん、さかきさん、NOCK'sさん達と少しだけ (ちと人見知りが激しいおやじなもので・・・) お話させていただいた後、片付け&家路につきました。

で、これが今回の私の大失敗。
赤枠で囲っているチェッカーフラッグを見落としてました。
悪い例として掲載しておきます・・・恥ずかしっ!!!

【終わりに】

 今回は久しぶりの初走行のコースでかなり不安でしたが、 無事走行を終えたし、 何より雑記帳で知り合った方と少しでもお話できたので、 大満足な走行でした。 ただ、次への課題が見えたのも確かです。

  • 1コーナー、ヘアピン、15R進入のブレーキングをもう少し奥へ
  • 100Rでは、もうチョットアクセル踏んで・・・
  • 「15R (ダンロップコーナー?)」 「第13コーナー」 「ネッツコーナー」 「パナソニックコーナー」 では・・・ちゃんと2速を使いましょう!

次(!)は上記を詰めていくことで、もう少しタイムを縮めたいですね。

50走目:鈴鹿サーキット#24(ドライ)

【ラップタイム一覧】

 各走行枠でのラップタイムの一覧を以下に記述します (太字・下線がその枠での最速ラップです)。

LAP 1本目
1 2'45.335
2 2'44.704
3 (PIT IN)
4 (PIT OUT)
5 2'43.160
6 3'01.902
7 2'39.497
8 2'39.934
9 2'46.218
10 2'39.977
11 3'13.951

(測定方法:P-LAP II)

【感想】

 富士の走行から1ヵ月半。 なかなか仕事の都合がつかず、サーキットに足を運べてなかった (思い出作り(ドライブ)に集中していたせいもありますが) のですが、ようやく一段落ついたところで鈴鹿サーキットに出向きました。

 今回の目標は、何はさておき「40秒切り!」。 ええ、車いじりも最後まで行ったことだし、 気温も下がってきたことだし・・・ ここいらで40秒切れないとどうしようもありません。 結果、走行枠は1枠のみでしたが、 どうにかこうにか40秒を切る

「2分39.497秒」

まで戻すことが出来ました。(・・・ホッ)

当日の天気

一時は雨かと思いましたが・・・さわやかな天気になりました。

ER34

久しぶりに自分の車の写真をとった気がする・・・
夕日を浴びる、お疲れ様な「ER34」です。

Z(NISMO)
Z(NISMO)

今回は「NISMOさま貸切」。 後はHonda Racingさまを待つばかり・・・

【分析】

グラフ
コース図

 これが、35走目(38秒台)と、 今回の走行タイムを比較したグラフです。
 まず、タイム短縮を果たしたのは 「ヘアピン立ち上がり~スプーン入り口(-0.4秒)」 「バックストレート(-0.1秒)」 「130R(-0.1秒)」 で、やはり 『アクセル踏みっぱなし区間』 でタイム短縮が見られました。 (ただ、ホームストレートに関しては増減無しなのが疑問・・・ 走ってるときは好印象だったんだけど???)

 では、逆にタイムのおよんでいないところはどこかというと・・・ 「S字~ヘアピン立ち上がり」 「スプーン」 の部分。 逆バンク~スプーン立ち上がりで各区間 0.2~0.3秒遅れてしまい、 スプーンではさらに0.4秒遅れてます・・・ ひょっとして「アンダー」を感じなかったのは、 ペースが遅かったからかも(焦)。 でもまぁ、この区間を元に戻せば、 今年の2月に一度入ったっきりの38秒台に入れます。

 そして、LAP7以外で39秒台を記録したLAP8 (逆バンクで失敗し、ヘアピン~スプーンで車をパスしたLAP) と、LAP10 (逆バンクで他車をパス) のグラフも同様に載せています。 3つの39秒台と、ベストラップを比較しても 「ヘアピン」「スプーン」は、 それぞれ0.3~0.4秒の遅れです。

ということで、次走行する時のポイントは・・・

「S字~ヘアピン」にかけての前半セクションと「スプーン」
(特にヘアピン・スプーンの進入)

をうまくまとめる必要が有りそうです。

51走目:鈴鹿サーキット#25(ドライ)

【ラップタイム一覧】

 各走行枠でのラップタイムの一覧を以下に記述します (太字・下線がその枠での最速ラップです)。

LAP 1本目
1 2'41.916
2 2'39.409
3 (PIT IN)
4 (PIT OUT)
5 2'39.178
6 2'39.415
7 2'37.819
8 2'50.352
9 2'37.730
10 2'51.378
11 2'37.422
12 3'11.964

(測定方法:P-LAP II)

【感想】

 この日の走行は午後の1枠のみ。 前回走行の反省点として、 「S字~ヘアピン」にかけての前半セクションと「スプーン」 (特にヘアピン・スプーンの進入) を書いてましたが、それに 「逆バンクは抑えて!! (どうも気持ちが前に出すぎると、 進入速度が速すぎてアンダーを出してしまうので...)」 を加えてアタックしたことで、ようやくベスト更新の

「2分37.422秒」

まで縮めることができました。

コース脇の雪

一昨日(?)の雪が、まだコース脇に残ってました。
立体交差では、この雪の塊に加え、上から溶けて滴り落ちる水滴が...

コース脇の雪

こちらが、バックストレート脇に残っていた雪です。
さすがに陰になるところはなかなか溶けないようで。

【分析】

グラフ
コース図

 これが今回の走行タイムと、前回のタイム、 以前の38秒台を比較したグラフです。

 トータルで-1.4秒短縮しているだけあり、 ほとんどの区間でタイムを短縮しています。 ただ、失敗した「逆バンク~ダンロップ」と 相変わらず安全運転の「スプーン」と130R だけは、38秒台に比べると0.1秒遅れでした。

グラフ

 次に、今回の走行で37秒台を記録したラップを比較したグラフがこれになります。
 こうして並べてみると、結構ばらつきがあるようで... 「逆バンク~ダンロップ」と「ヘアピン~スプーン」は7LAP目が最速。 「バックストレート」~「130R」は9LAP目が最速。 それ以外は11LAP目が最速になってました。 で、その区間最速タイムを足し合わせると、 今回ベストを記録した11LAP目のタイムの-0.5秒...

うまく行けば、36秒台ぎりぎり達成?

この結果に希望を託して頑張るしかないですね。
#って、1周集中を持続するのが難しいからタイムがばらつくとも。(辛)

 ちなみに、ホームストレート+バックストレートの短縮タイムが -0.3秒しかなかったというのが... 車をいじった効果がこれだけかと思うと、 チョット寂しかったりしますけど。

ガイド
サーキット走行履歴(2005年)