【ニッサン(純正) 5W-30】
【MOBIL1 Driving Excellence 5W-40】
【MOBIL Turbo 15W-50】
【Agip ZEALA RACING 10W-50】
【Agip MASTIA 5W-50】
【MOBIL1 Rarry Formula 5W-50】
【NISMO VERUSPEEDエンジンオイル10W-60】
【MOTUL 300V COMPETITION 15W-50】
ER34に乗り出してから、使ってきたエンジンオイルです。
「ニッサン(純正) 5W-30」と「MOBIL1 Driving Excellence 5W-40」については、
サーキット走行をする前に交換していたオイル、
その他は、サーキット走行を始めてから試したオイルです。
上記各オイルについては、
当然かもしれませんが、使用後何かトラブルが発生したと言うことも無く、
普通に使えてます。
それぞれ交換したときには一瞬
「エンジンの回転がぎこちない?」とか
「エンジンの周りが軽くなった?」とか感想を抱きましたが、
この辺りは
「別の要因(水温等)」
「オイルが新しくなった」
と言うのが理由であり、
各オイルの銘柄が理由では無い気がします。
ただし、サーキット走行の場合はエンジンオイルへの負荷が高く、
温度も上がりますので、「油温が150度時点での粘度(HTHS粘度)が高いもの」
(上記のラインナップなら15W-50,5W-50,10W-50,10W-60)
を選んだほうが安心かもしれません。
SAE粘度グレードと、その規格値
(情報元サイト:
エンジンオイルの基礎知識(SAE))
SAE粘度 グレード |
ポンピング粘度が60Pa・s(*1)となる温度 |
100度時の動粘度(cSt) |
150度時の高温せん断粘度(Pa・s)(*2) |
5W-30 |
-35度 |
9.3<12.5 |
0.0029以上 |
5W-40 |
-35度 |
12.5<16.3 |
0.0029以上 |
5W-50 |
-35度 |
16.3<21.9 |
0.0037以上 |
10W-50 |
-30度 |
16.3<21.9 |
0.0037以上 |
10W-60 |
-30度 |
21.9<26.1 |
0.0037以上 |
15W-50 |
-25度 |
16.3<21.9 |
0.0037以上 |
(参考) MOBIL1 Rarry Formula 5W-50 |
- |
17.2 |
- |
(参考) MOTUL 300V COMPETITION 15W-50 |
- |
17.8 |
0.0053 |
(*1)
60Pa・sと言う粘度は、
「エンジンを始動した時に、オイルを吸い上げることができる粘度
(=記載の温度で始動しても、オイルを吸い上げることが出来る)」
と言う値のようです。
(*2)
粘度の単位換算については、
1[cP(センチポアズ)]=0.01[P(ポアズ)]=0.001[Pa・s(パスカル秒)]
としています。
(例)
絶対粘度(静止状態の粘度)について、
代表的な液体の粘度は下記の通りです。(補足出展:Wikipedia)
- 水:0.000890 Pa・s (25度)
- エタノール:0.001084 Pa・s (25度)
- オリーブオイル:0.081 Pa・s (25度)
- マヨネーズ:80 Pa・s
現時点では
「MOTUL 300V COMPETITION 15W-50」をメインで、
懐具合が悪いときや店頭在庫が無い場合は、
「MOBIL Turbo 15W-50」をサーキット1回限定といった感じで選んでいます。
交換頻度:サーキット走行2,3回か、3,000km走行毎
(追記)
終盤、サーキット走行を行わなくなったため、
結局は定期的にMOBIL Turbo 15W-50を使い続けました。
11万km走行時点でもエンジン不調もなかったので、定期的にオイル交換すれば、
銘柄等はあまり影響ないのかもしれません。