駆動系

【NISMO GT L.S.D. Pro TT model(1.5WAY)】

 鈴鹿でプロドライバーに車を運転してもらったとき、 相当強く装着を勧められたのをきっかけに取り付けしました。

 第一印象ですが・・・動きがぎこちなくなりました。 例えば枝道から左折(90度以上)で国道に出るときなど、 「ゴッゴッゴッ」「キュッキュッ」 と音がします。 なんとなく、 町乗りに関しては色々な意味ですっごく走りにくくなった感じです。

 ただし、サーキット走行では「立ち上がりの安心感」がちがいました。 また、「リアが出たときのアクセル踏みなおし」でも、 装着前よりはいくらか反応が早い(すばやく加速に入る)気がしますので、 やはりそれなりの効果はあるようです。

エンジンオイル

【ニッサン(純正) 5W-30】

【MOBIL1 Driving Excellence 5W-40】

【MOBIL Turbo 15W-50】

【Agip ZEALA RACING 10W-50】

【Agip MASTIA 5W-50】

【MOBIL1 Rarry Formula 5W-50】

【NISMO VERUSPEEDエンジンオイル10W-60】

【MOTUL 300V COMPETITION 15W-50】

 ER34に乗り出してから、使ってきたエンジンオイルです。 「ニッサン(純正) 5W-30」と「MOBIL1 Driving Excellence 5W-40」については、 サーキット走行をする前に交換していたオイル、 その他は、サーキット走行を始めてから試したオイルです。

 上記各オイルについては、 当然かもしれませんが、使用後何かトラブルが発生したと言うことも無く、 普通に使えてます。 それぞれ交換したときには一瞬 「エンジンの回転がぎこちない?」とか 「エンジンの周りが軽くなった?」とか感想を抱きましたが、 この辺りは 「別の要因(水温等)」 「オイルが新しくなった」 と言うのが理由であり、 各オイルの銘柄が理由では無い気がします。 ただし、サーキット走行の場合はエンジンオイルへの負荷が高く、 温度も上がりますので、「油温が150度時点での粘度(HTHS粘度)が高いもの」 (上記のラインナップなら15W-50,5W-50,10W-50,10W-60) を選んだほうが安心かもしれません。

SAE粘度グレードと、その規格値
(情報元サイト: エンジンオイルの基礎知識(SAE))
SAE粘度
グレード
ポンピング粘度が60Pa・s(*1)となる温度 100度時の動粘度(cSt) 150度時の高温せん断粘度(Pa・s)(*2)
5W-30 -35度 9.3<12.5 0.0029以上
5W-40 -35度 12.5<16.3 0.0029以上
5W-50 -35度 16.3<21.9 0.0037以上
10W-50 -30度 16.3<21.9 0.0037以上
10W-60 -30度 21.9<26.1 0.0037以上
15W-50 -25度 16.3<21.9 0.0037以上
(参考)
MOBIL1 Rarry Formula 5W-50
17.2
(参考)
MOTUL 300V COMPETITION 15W-50
17.8 0.0053
(*1)
60Pa・sと言う粘度は、 「エンジンを始動した時に、オイルを吸い上げることができる粘度 (=記載の温度で始動しても、オイルを吸い上げることが出来る)」 と言う値のようです。

(*2)
粘度の単位換算については、
1[cP(センチポアズ)]=0.01[P(ポアズ)]=0.001[Pa・s(パスカル秒)]
としています。

(例)
絶対粘度(静止状態の粘度)について、 代表的な液体の粘度は下記の通りです。(補足出展:Wikipedia)
  • 水:0.000890 Pa・s (25度)
  • エタノール:0.001084 Pa・s (25度)
  • オリーブオイル:0.081 Pa・s (25度)
  • マヨネーズ:80 Pa・s

 現時点では 「MOTUL 300V COMPETITION 15W-50」をメインで、 懐具合が悪いときや店頭在庫が無い場合は、 「MOBIL Turbo 15W-50」をサーキット1回限定といった感じで選んでいます。

交換頻度:サーキット走行2,3回か、3,000km走行毎

(追記)
 終盤、サーキット走行を行わなくなったため、 結局は定期的にMOBIL Turbo 15W-50を使い続けました。 11万km走行時点でもエンジン不調もなかったので、定期的にオイル交換すれば、 銘柄等はあまり影響ないのかもしれません。

ブレーキフルード

【カストロール SUPER DOT4】

【NISMO VERUSPEEDブレーキフルード】

カストロール SUPER DOT4 NISMO VERUSPEEDブレーキフルード BF-5

 サーキット走行を始めるまえに、メンテナンスとして交換したのが 「カストロール SUPER DOT4」。 その後は「NISMO VERUSPEEDブレーキフルード BF-5」を使用しています。 交換に当たっては、雑誌などで 「サーキット走行時は、DOT4以上の規格のフルードを入れたほうが良い」 との記事があり、これらのフルードを選びました。

 「カストロール SUPER DOT4」は繰り返し使用していないので、 状況はしっかり把握できていないのですが、 少なくともセントラル1分42秒、鈴鹿3分弱の状態では、何らトラブルも無く使えました。 「NISMO VERUSPEEDブレーキフルード BF-5」に到っても、 現時点までサーキット走行中にブレーキが抜ける等といったトラブルは出ていません。

交換頻度:半年1回(パッド交換に合わせて交換)

LSDオイル

【NISMO VERUSPEED LSDオイル 80W-90】

【RED LINE LSDオイル 80W-140】

NISMO VERUSPEED LSDオイル 80W-90 RED LINE LSDオイル 80W-140

 私が使ってきたLSDオイルです。 「NISMO VERUSPEED LSDオイル 80W-90」については、 装着したLSDがNISMO製であると言う事でつかっていました。 特に利きがどうとかという問題は出ていませんでしたが、 やたらとLSDがゴリゴリ言うのと、粘度が少し低いかもという勝手な想像から、 途中で「RED LINE LSDオイル 80W-140」に変更しています。

交換頻度:サーキット走行2,3回毎 ※機械式LSD装着後
(機械式LSDを入れる前は、1年毎に交換していました)

ガイド
日産スカイラインER34