さて、
次はセントラルサーキットですが・・・
これが問題。
正直セントラルサーキットのデータってあんまり無いのです。
JGTCも開催されていませんし・・・
と言っても仕方ないのでセントラルサーキットのホームページを探っていると
全日本GT(ALL JAPAN GT) 1996/11/16
のデータが・・・
これだと車種も合わせられなければ、
年代も大違い・・・
岡山国際(旧TI)と鈴鹿でのF1問題が頭をよぎりますが、
このときのタイムを使って比率を計算してみます。
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セントラル
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岡山国際(旧TI)
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GT500
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0.913
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1.000
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GT300
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0.919
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1.000
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岡山国際(旧TI)サーキットのタイムを1とした場合の比率です。
とりあえず、ベストラップで比率を出しました。
比率を見るとどうにも怪しい気がしますが、
一応具体的な値を代入して計算してみます。
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セントラル
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岡山国際 (旧TI)
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記事
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JGTC(?) 比率
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0.911
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1.000
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GT500とGT300の比率平均値
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タイム1
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(1分49.343秒)
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2分00.000秒
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岡山国際(旧TI)での目標値2分を基準
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タイム2
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1分40.000秒
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(1分49.746秒)
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セントラルの目標値1分40秒を基準
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タイム2
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(1分50.621秒)
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2分01.402秒
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岡山国際(旧TI)の自己ベストを基準
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(括弧内のタイムが計算値)
・・・やはり年月には勝てないようで・・・
比率のデータとしては使い物にならないみたいです。
でも、
ここまでやって結局
「岡山国際(旧TI)サーキットとセントラルサーキットのラップタイム差は20秒」
なんて冒頭の差し引き計算するのも悔しい限り。
ここまできて、
ちょっと暗礁に乗り上げたのですが、
ふと横に目をやると車雑誌が・・・
そう、
この手の雑誌には走行会などのラップタイムが書かれている。
しかも雑誌によったらランキングも載っていて、
車種とかドライバーやチューニングしたショップも見えてくる。そこで
FRで同じ車種・同じドライバー・同じショップの
車をピックアップし、その平均比率を出して計算
(「個人」ではなく、ショップデモカー等限定)
してみることにしました。
個人のデータを排除することで、
ドライバーの経験差やコンディションの差といった
不確定要素をなくしてしまおうという考えです。
その結果は下の通りになりました。
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セントラル
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岡山国際 (旧TI)
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記事
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比率
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0.843
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1.000
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「片っ端」と言いながら、
サンプルは5個。
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タイム1
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(1分41.160秒)
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2分00.000秒
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岡山国際(旧TI)での目標値2分を基準
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タイム2
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1分40.000秒
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(1分58.624秒)
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セントラルの目標値1分40秒を基準
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タイム3
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(1分42.342秒)
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2分01.402秒
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岡山国際(旧TI)の自己ベストを基準
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タイム4
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1分41.842秒
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(2分00.809秒)
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セントラルの自己ベスト(マフラー交換前)を基準
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(括弧内のタイムが計算値)
で、鈴鹿:岡山国際(旧TI)と同様に比率をグラフ化してみました。
残念ながら、
条件のそろうサンプル数が少なかったのですが・・・
概ねいい感じの値のような気がします。
定説の「-20秒」に近い感じですし、
自分のラップタイムを考えても大きく外れてないようです。
ということで、
以上からセントラルと岡山国際(旧TI)のラップタイム差については
セントラル:岡山国際(旧TI) = 0.843:1.000
と考えることにします。
(2004/8/29 補足)
岡山国際(旧TI)とセントラルの比率についてのみ、
個別で補足しておきます。
美祢サーキットの考察追加に伴って見直し中・・・
前述のデータは岡山国際(旧TI)サーキット改修前後を
考慮していないサンプルということに気づきました。
という事で、
2004年2月以降の同じ車・同じドライバーによるショップデモカーのタイムを
サンプリングしてみました。
サンプル数は3・・・
非常に少ないもので、
しかも車の形式もFRにこだわらずの状態。
ところが計算してみると・・・
まったく同じ「0.843」という結果が出てきました。
ということで、
岡山国際(旧TI)対セントラルの考察については、
比率によるタイムの再計算
(四捨五入桁数による数値差)
による修正のみとしています。
(・・・そうなると、岡山国際(旧TI)サーキットの路面改修って・・・
考慮不要?)